WhyForInnovationのブログ

そこにあるものには必ずストーリーがある。あらゆるものの歴史や理由を考えることで次の人類のイノベーションに繋げることを目的とする

生茶で監視する平和な世界

防犯カメラは防犯カメラとして頭上の高い地点から監視するのが従来の常識だった。

 

しかし、それでは時に犯罪が起こった際に肝心の犯人の顔がはっきり分からないという問題があった。犯人と同じ高さで手軽に設置できる場所はないか?ということで生まれたアイデアが日本の各地に存在する自動販売機の生茶を利用すること。

 

ショーケース内の生茶のボトルに監視カメラを設置するということだ。なぜ生茶かというと、生茶はキリンの定番商品のために交換がほとんど起こり得ないこと。また容器のラベルが濃い色のためにカメラが透けず、通常の自動販売機利用者に威圧感を与えないから、だそうだ。

 

ここで学んだ点は「領域の融合」。自動販売機と防犯カメラは通常組み合わせて考えない。ここに価値があった。今は通常考えないような要素を合わせることでしか価値が生まれない時代だと考えている。

キリンと警察がタッグを組むことで、より平和な世界に近づくことを願っている。