WhyForInnovationのブログ

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痔瘻になった話-入院Day3

梅雨が明け夏真っ盛りな景色をよそに、入院生活は3日目に突入した。手術後2日目。

今日はイベントが3つあった。1つは手術を担当した先生による手術内容の説明。2つ目は3日ぶりの初風呂。3つ目は初排便。

 

まず先生による説明だが、術前術後の写真を見せられながら、手術内容の説明をしていただいた。実は手術を受ける当日までの間に3回先生(毎回異なる先生)に見ていただく機会があるのだが、最終的にどのような術式で手術をするのかという決定的な情報は与えてもらえなかった。自分は、痔瘻という疾患に対する手術方法についてネットで調べられるだけ調べていたので自分がどのような術式で手術されるのかという情報を前もって知りたかったが、叶わなかった。

 

術前のMRI検査等で痔瘻の瘻管の走行は後方のIILs(低位筋間痔瘻)という分類で痔瘻の中ではごくありふれたものだということは分かったが、最終的な術式は腰椎麻酔をして肛門が寄り開くようになって観察できる手術当日に状況によって決定するという答えだった。また事前の検査では慢性裂肛があってその上部から痔瘻があり、同時にいくつか小さな内痔核もあると言われていた。

 

先生の説明では慢性的に裂肛を繰り返していた部分が固まることで肛門の開きがそもそも悪くなっているとのことで、硬くなっている部分の切除(+内部との縫合)と同時に今回受診の原因になった瘻管とその原発口を処置したとのこと。内痔核は小さいので切るまでではなかったから糸で結索したとのことだった(そのうち取れるらしい)。流れるような説明で肛門のプロ中のプロはやはり信頼できると思った。(手術の写真は思ったよりも傷は大きくないようだった。もしもらえるならもらいたい。)

 

その後風呂に入った。風呂も食事と同じく治療の一環という位置付けで徹底的に管理されている。風呂は個室になっており、トイレと浴槽がセットになって入っている。一人一人入る前に看護師さんが風呂の清掃をしてから入れるようになっているので清潔感があって良いと感じた。風呂は痛いのではないかと心配であったが、思いの外、痛くなかった。しかもこの風呂は肛門付近に泡がでるジャクジー付きである。傷の汚れを取るために当てるように言われ、これも恐る恐る当てたが、痛くない!これは不思議だった。3日ぶりの風呂を堪能できた。

 

最後に、術後の初排便について。昨日は下剤の影響なのか排便がなく、今日も午後までなかったので少し心配していたが、午後遂に初排便を経験した。激痛なのではないかと心配したが、これも少し痛いのと血が少し出るぐらいで、思ったほど痛くなかった。一番心配していた部分が解消されて本当に良かった。調子に乗らないで、しっかり排便や飲水量に注意して完全回復を目指していきたい。